ツォギャル・ルントク・テンゲィリン尼僧院の尼僧の方々
ツォギャル・ルントク・テンゲィリン尼僧院にて(二〇二六年一月)

ブータン西部パロに、ツォギャル・ルントク・テンゲィリン尼僧院があります。チュン・トゥルク・リンポーチェが責任を担っておられる尼僧院です。

いま、この尼僧院を拡張する計画が進んでいます。

尼僧院について

  • 名称:ツォギャル・ルントク・テンゲィリン尼僧院(Tshogyel Lungtok Tengayling Nunnery)
  • 所在:ブータン・パロ
  • 責任者:チュン・トゥルク・リンポーチェ
  • 現在の尼僧:19名

いま、尼僧たちが直面していること

資源の偏り

チベット仏教圏では、僧院にくらべて尼僧院の数が少ないといわれます。そのため尼僧の学びの場や住まいの支えは、これまで十分とはいえない状況が続いてきたと伺っております。

施設が限界に達しています

現在の尼僧院は十九名でいっぱいです。新たに志す方をお迎えすることが、難しくなっております。

めざすもの

学修の主題 ——「慈悲をもって癒し、智慧をもって行う」

薬師仏(癒し)、緑ターラー(智慧と慈悲の行願)、そしてグル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)の精神を結び合わせた学びの場をめざしています。

全人教育

伝統的な仏教の学びに、現代の技能——情報技術や語学——を組み合わせます。学びを修めた尼僧が、社会に対して継続的に働きかけていけるようにするためです。

地域にひらかれた場所

尼僧の住まいであるだけでなく、周囲の地域にも役立つ場所をめざしています。

  • 地元の少女たちに、情報技術・読書・英語の講座を開く
  • 一階にはバリアフリーの教室を設け、高齢の方や来訪者が使えるようにする
  • 女性が学び、修するための場を、地域にひらいていく

建設計画

六つの建設項目からなり、五十名以上の尼僧を受け入れられる規模をめざします。

  • 主殿 —— 薬師仏、緑ターラー、グル・リンポチェをお祀りします
  • 尼僧の宿舎 —— 六十四床
  • 教学棟と図書館
  • 厨房と食堂
  • 教師の住まいと来訪者用の施設
  • 基盤設備 —— 給排水、暖房など

運営団体について

Global Mindfulness Center Charity Foundation(GMCCF)

この計画を進めているのは、香港を拠点とする慈善団体GMCCFです。創設者は、チュン・トゥルク・リンポーチェ。次の三つの柱を掲げています。

  • 正念(マインドフルネス)を養う
  • 地域をこえたつながりを築く
  • 変化を生み出す

GMCCFは、幸福を国の指標に掲げてきたブータンの精神的な伝統を香港に伝え、ストレス・不安・抑うつに向き合う助けとすることをめざしています。都市の緊張のなかで暮らす方々に向けた瞑想・マインドフルネスの講座、学生交流やブータンへの瞑想の旅などを行っています。

運営の透明性

年次の外部監査、収支の二重署名による承認、進捗ごとの報告を定めています。

※ ブータンで進む「ゲレフ・マインドフルネス・シティ(GMC)」とは別の団体です。名前が似ていますのでご注意ください。

リンポーチェのお言葉

外を見れば、宇宙は澄みわたり、荘厳である。内を観れば、生きとし生けるものは慈しみ深く、讃えるに足る。願わくは、われらがこの世に得たものを、大切にいたしますように。

—— チュン・トゥルク・リンポーチェ

ご支援について

この拡張の計画には、広くお力添えが必要です。尼僧院の建設は、現地の力だけで進められるものではありません。

当センターでは、尼僧院の拡張計画をご紹介するとともに、日本からの支援の体制づくりを進めています。

現在、当センターが直接ご寄付をお預かりする仕組みはございません。ご支援をお考えの方には、現時点での支援の方法をご案内し、必要に応じてGMCCFへおつなぎいたします。

ご関心のある方は、事務局までお問い合わせください。

このページは、尼僧院の計画の概要をお伝えするものです。